『多様性・包摂』アクションパネル
多様性・包摂
[10/22]岡山祐美(日本自立生活センター(JCIL)障害当事者スタッフ) 「望まない異性介助ー障害女性の複合差別の視点から」
3人目の話題提供者の日本自立生活センター(JCIL)障害当事者スタッフの岡山祐美さんが「望まない異性介助ー障害女性の複合差別の視点から」というタイトルで介助現場における課題について話されました。
障害の有無にかかわらず同じ地域で暮らす社会を目指すJCILで、自らも車椅子に乗る「障がい者とされる立場」で障害当事者スタッフとして働いている岡山さんは、介助の現場で特に女性が「望まない異性介助」という圧力に晒されていることが紹介されました。トイレや入浴など性に関わる介助の現場で「異性介助」に関わる問題が発生する状況の裏側に、人手不足など問題を解決するためには「介助者=プロ」の論理が優先され、被介助者の人権が蔑ろにされるという差別の根幹に関わる構造があると述べられ、被介助者にとって安心して本心を言える状態を作ったり、意思確認が困難な場合でも推測や検討を含めて丁寧に寄り添う姿勢がもっと必要で、これは健常者/障害者を問わず他人の声や意思に耳を傾けるという行為の重要性が社会の中に十分に行き届いていないのではないかという非常に根幹的な見解が示されました。
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