『多様性・包摂』アクションパネル
多様性・包摂
[10/22]土肥いつき(京都府立高校教員・関西大学人権問題研究室非常勤研究員)「出会いは世界を広げていく-トランスジェンダー生徒交流会からの発信」
4人目の話題提供者の京都府立高校教員・関西大学人権問題研究室非常勤研究員の土肥いつきさんが「出会いは世界を広げていく-トランスジェンダー生徒交流会からの発信」というタイトルで高校におけるマイノリティの学生との交流について話題提供がなされました。
京都の府立高校教員として同和教育に長年携わり、在日の生徒や部落出身の生徒との交流の中で様々な体験を積んでこられました。生徒の書いた作文が紹介され、差別に対する無理解からクラスメイトにいらだちを覚えながらも部落民宣言をした生徒と、その宣言を機に部落差別を真剣に考えるようになった友だちとの交流から学んだことが紹介されました。その経験を踏まえてトランスジェンダー生徒交流会を立ち上げるとともに、大学院に通い専門的な知識を身につけるなかで、シスジェンダーというマジョリティの側が持つバイアスの存在を認識することで、個人の身体的な課題と学校や社会という場や制度が抱える課題の両方に専門性を超えて協力して取り組むことの必要性が示されました。最後に「決めつけない/決めつけられない、悩みながら自分らしさを前向きに持てる社会」という交流会に参加する学生のビデオメッセージで報告が締めくくられました。
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