『経済・雇用・貧困』アクションパネル
エシカル経済、共感経済、雇用、貧困
[2024/07/18]氏家 啓一(GCNJ事務局長):「企業のサステナビリティについて:「誰ひとり取り残さない」という視点から」
✓ 国連グローバルコンパクト(UNGC):1999年ダボス会議で提唱され2000年設立
→2003年に日本でも発足(GCNJ)、500を超える企業が参加し国連に声を届ける
✓ UNGCの理念;共通の価値観・原則に基づく「人間の顔を持つ」グローバル市場
✓ 経済活動は歪み?課題解決?:拡大を続ける経済格差と対応(例:ロールズの格差の原則「最も不遇な人々の期待便益を最大に高める」)
✓ Earth Overshot Day:資源消費が資源再生産を大きく上回る(2023年は8月2日)
←産業革命、緑の革命など生産性の大幅向上から、IT革命(DX)、グレート・リセットなど新たな経済・社会システムの構築に向けて動き出す
✓ 持続可能性の歴史:1972年のローマクラブ(成長の限界)→2000年頃からMDGs・SDGsとともに責任投資原則やビジネスと人権などの原則の確立へ
*江戸・明治期の商売倫理:角倉素庵、渋沢栄一、近江商人など
✓ アナン(1999):企業自らが直接関わることで変化をもたらす→UNGC・GCNJへ
✓ UNCGのミッション:企業の厳守すべき10の原則、株主のみならず幅広い社会のステークホルターへの貢献、ESG評価、未来社会を意識した行動(ダボス2020)
✓ 安心・安全への関心の高まり:企業の信頼、情報提供・透明性が重視されるようになり、長期的な企業の価値の向上(長期的投資における非財務情報の重要性)
✓ 企業と社会:社会への負→正の影響を与える鍵となる「環境」「人権」、最も遅れている・脆弱な立場にある人々に手を伸ばす(←SDGsの理念、原文にも記載)
✓ SDGsのゴール構成:経済⊂社会⊂環境、イノベーションとビジネスと人権、労働者の権利・環境基準の遵守がセットで記載。企業が貢献出来る範囲は広い
✓ 消費者志向経営:消費者との共創・協働(エシカル購入)による社会価値向上
→売り手よし、ステークホルダーよし、社会よしの現代の「三方よし」へ
関連するミーティング:
【AP経済・雇用・貧困】共感経済と共助社会に向けた企業のあり方~国連グローバルコンパクトとグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの活動を中心に~
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